投資本書評。「投資戦略の発想法」木村剛



古い本ですが、読んですごく影響を受けた本があります。「投資戦略の発想法」(著者 木村剛)という本です。著者の木村剛さんという方は、元々は日銀マンで、その後日本振興銀行というところの会長をやり、最終的には逮捕されてしまったという波乱万丈なお方です。





まあ、この本は逮捕されるずっと前に書かれた本です。この本にはけっこう良識的なことが書いてあったので、木村剛さんが逮捕されたと聞いたときは、「嘘だろう」とちょっと疑いましたが、銀行内部は結構ごたごたしていたらしいですね。胡散臭そうな世界なので、いろいろあったのかもしれません。


「生活防衛資金」と「お金を稼ぐエンジンは仕事」ということを学ぶ

大人の汚い事情とは裏腹に、本の中身は頷くことが多いです。特に私が「その通りだ!」と共感したのは、

1.投資をする場合は、必ず投資とは別枠の「生活防衛資金を持つこと」

2.お金を稼ぐエンジンは仕事

という2点です。


投資に生活防衛資金は必要だ。

生活防衛資金は本当にいると思います。本の中では、仕事をしなくても2年間生活していけるだけのお金が生活防衛資金である、と書かれています。個人的に生活防衛資金は言い換えれば「心の余裕」で、生活防衛資金が多ければ多いほど心の余裕は生まれると思います。


「心の余裕」は投資に必要な要素ではないかと思います。心に余裕があれば、少々の含み損でもスルーできますし、常識的な判断も下せる。焦っているといい結果は生み出せない。心の余裕を得るためにも生活防衛資金は必要です。


生活防衛資金がいくらかはその人の考え方や状況によるでしょうが、例えば生活防衛資金0円の人が、10万円に増えただけでも随分心に余裕はできます。それが半年分、一年分となればさらに心に余裕は生まれてくる。


私も実際に生活防衛資金を貯めていくと、心に余裕が出てきたのを感じました。そういうことをいろいろ考えると、生活防衛資金なしでの投資は個人的には考えられないことです。また生活防衛資金がないと、奥様がおられるご家庭では奥様との関係が良くないものになる可能性もございます。バ、バランスが大事だよね、、、。投資金と預貯金のバランスは計画的に、、、。(経験者は語る)


生活費の中心はやはり給料。悲しいけど、これ「現実」なのよね。

もう一つの「お金を稼ぐエンジンは仕事」という考えにも凄く共感しました。私もよく、「仕事をやめて投資だけで生きていけるのか?」などと考えますが、まあ無理です。それは現実です。投資だけで生活できるお金を持っていないからです。結局、仕事で稼ぐしかない。なので生きる上で仕事はする必要があります。しかし給料の良い面は毎月安定したお金が入ってくるということで、給料は実はかなり美味しい手段だと思います。


木村さんの言っていることは、普通の人間にとっては給料は生活費の中心になるものなので、ここをまずはおろそかにしちゃいかんよ、ということだと思います。給料がないと投資もできないですしね、、、。それに給料+配当というのはなかなか良い組み合わせだと思います。給料だけでは少し不安もありますし。人生何があるか分かりませんからね。例えクビになっても配当金があれば多少のクッションにはなります。


あと給料を貰ったうえで、プラス配当金を貰うのはちょっとお得感があります。またお金が入ってきたじゃねえか!という庶民的な楽しみもあります。


そういったことを踏まえると、仕事や給料には良い面もあるので、私はそこそこ働いて、会社が「頼むからやめてくれ」というまで居座ろうと思います。


多分図書館に置いてあるので、ぜひどうぞ。

個人的にはこの本には影響されている部分が多くあります。しかしそうはいいながら著者の木村剛さんは逮捕されて前科を持っている人です。人によっては抵抗があるかもしれません。ちなみにこの本は版も重ねているので、どこの図書館にも置いているような気がします。昔私が住んでいた超ド級の田舎の図書館にも置いていました、、、。図書館で借りてみるのもいいかもしれません。