ターゲット(TGT)への個人的感想。2017.8.9

先日、米国の小売業の「ターゲット(TGT)」の株を購入しました。ということで自分なりの視点で銘柄を振り返ってみようと思います。


ターゲットを調べるにあたり、以下の米国ブログの皆様のお世話になりました。



ありがとうございました。(しかし米国株ブログは相変わらず無料で凄い情報が溢れている、、、。レベルが高過ぎる!)



連続増配年数は49年で配当利回り4.28%。


8月8日時点


TGTは2017年9月には増配をして、連続増配年数50となるようですが、今のところは49年なので表では49年としています。私としてはこの年数と配当利回りだけで、すでに買う裏付けがあります。


ターゲットは全米に約1800店舗を構える小売業です。S&P100に入っている企業ですので、かなりしっかりした会社だと思います。


ホームページを見たりブログを参考に調べると、全てを「安さで勝負」という感じではなく、アパレルのブランドを取り扱ったり、店内を綺麗にしたりと、ウォルマートのような「徹底的に安くする」という方針とは少し違う企業だと感じました。オシャレ感や店内での買い物の楽しさを重視している企業のようです。


ターゲットのHPより

ターゲットのロゴは「赤色の◎」なのですが、お店は全体的に赤で統一されているようです。ネットで店内の画像を検索すると、綺麗な店内画像が載っています。狙っている客層がなんとなく分かります。買い物に行くと楽しいかもしれません。



ターゲットの業績




上記の表がターゲットの業績推移ですが、これだけ見ると悪くないように思います。2017年の売上が下がっているのは、カナダから撤退した影響のようです。いつもコカ・コーラとかゼネラルミルズ、AT&Tとかの数値を見ているので、これが当たり前と思うのはいけない兆候でしょうか。


売上はカナダの影響を除けば、まあ順調に推移しているようにも見えます。営業利益は年ごとに増減はありますが、毎年似たような数値です。EPSも横這い~上昇という感じです。配当は当然の連続増配です。


営業CFは下落~横這いという見方で正しいのか。少し気になります。モーニングスターで10年間の営業CFを見ると、おおまかに5000mUSD前後で推移しています。投資CFは乱高下あるので、フリーキャッシュフローは安定的ではありません。まあ大体事業をやっていると安定的なFCFのほうが奇跡的だと思います。


これらの数値を見ると、業績が特に悪いという印象は受けません。



伸びる消費者のネット購入。ここで遅れると痛い。


米国内でネット販売のシェアが伸びているのは間違いないです。ターゲットはネット販売の分野で出遅れていると言われていましたが、ネット販売の事業に力を入れています。




ネット販売がこれからの消費者の購買方法の主な方法になるのは間違いないところです。この分野はアマゾンが圧倒的に強いですが、ターゲットやウォルマートもこの分野で売り上げを伸ばしています。


しかしアマゾンが今度は逆に実店舗に進出してきたので、小売業の株価は急落しました。アマゾンがどういう方法で実店舗を運営していくのかわかりませんが、当然ネットと実店舗を融合させた運営をしてくるのは間違いないでしょう。


ネットの実店舗での融合がどのように進むのかといえば、例えばネットで服を注文、食料品を買いに行くついでに、注文していた服を店舗で受け取るなど考えられます。モーサテでニュースにありましたが、ピザでもそういう販売方法があり、ネット注文⇒店舗で待たずに受取り、という販売方法を取る店が出てきたようです。ピザが成功するかどうかは分かりませんが、米国ではネットと実店舗の距離感が近づいている印象を受けます。


要はネットと実店舗が融合した販売が米国の消費者に根付けば、ネットに投資していない企業には客足が遠のくということでしょう。ネットと実店舗の販売方法が普通になればすごく便利だと思うので、消費者はそれがないともう満足できないんじゃないでしょうか。すでに顧客囲い込みの勝負は始まっているのかもしれません。アマゾンの実店舗進出もそういう狙いが含まれているのかもしれません。


日本にいるとネット販売と実店舗の融合がそこまで盛り上がっているとは思えませんが、米国はミレニアル世代、さらにその下の世代の数も多く、当然のようにスマホやネットがある環境なので、抵抗があるというよりはネット注文はごく当たり前になるんじゃないでしょうか。



ターゲットの狙い。


「17年秋をメドに独自開発した、いわゆる、プライベート・レーベルのアパレルとホームインテリアの4種類の新ブランドを各店舗に追加導入する計画を明らかにした」~SBI証券より~


これはSBI証券に載っていたターゲットの動向です。ターゲットの戦略としては、「お店に来て空間を楽しんでもらう」というか「買い物の楽しさ」というような、実際にお店に来てもらって見て楽しむ、という戦略を取っているように思います。もちろんネット販売や価格対策にも力を入れているのですが。


実際、日本にいる私ですがネットだけですべてを済ませられるとは思いません。ネット重視の人もいると思いますが、ネットだけで全て買い物を済ませるということはないと思います。普通の人はどちらかというと普段の実店舗での買い物に、ネット販売が入り込んできた、という感じではないでしょうか。ネット販売は便利なので使うのですが、全部じゃない。本やCD、ゲームは完全にネットが良いような気がします。


消費者もいい加減、「これはネットで買って、これは実際に店にいって買う」ということをなんとなく学習してきていると思いますので、実際に店に行く選択肢がなくなるわけではない。ですのでやはりお店に来てもらう、という行動を取ってもらうように企業側は努力しないといけないと思います。


それがネット事業と実店舗の融合の強化であったり、楽しい空間づくりだと思いますが、ターゲットはなかなかいいんじゃないかと思っています。いろいろ調べていましたが、店内は明るくて楽しそうな感じがします。


ターゲットのHPより


ウォルマートは絶対的な安さということで集客していて、消費者が求めるものは主に安さですがそれだけじゃなくて、高くても楽しければいいや、と考える人も大勢いると思います。えてしてそういうところは利益率も高いわけで。安さも当然考慮するが、店内での体験や浮き浮き感、楽しさということも重視している印象がターゲットにはあります。米国人は消費が好きなので、方向性としてはけっこういいんじゃないかなと考えています。


まあアマゾンがとんでもない策を練っていたとすると、店内の空間などはあっという間に意味のないものになる可能性はあります。もちろんターゲットは上手くいく保証はないのですが、正直なところTGTのPER12倍は期待が低いので横這いで十分なんじゃないかと思います。



ターゲットは個人的にいいと思っている。そして投資家の期待が低い。


調べているとターゲットは店内も綺麗なので一度行ってみたいなと感じました。方向性としても非常に妥当かなと思います。あと連続増配で配当利回りも高い、そして期待(PER)も低い。まあ当然予測なので外れることもありますが、横這いの可能性、上昇する可能性もあります。とりあえず頑張ってほしいです。